登場人物紹介(2011年2月7日 文化祭編終了後までのまとめ)

★主人公★


山口圭介と同年同日に生まれた少女。山口家のお隣に住み、圭介とは仲の良い幼馴染。圭介の事は異性としてずっと好きだったが、小学校中学年の頃に『女と一緒に遊んでいるなんておかしい』と同級生にからかわれた圭介が一時期距離を置いた事がトラウマになり、気持ちを隠して幼馴染として出来るだけ長く傍にいる事を選んだ。中学3年生になり、様々な行事を通して圭介と接近する機会があり、気持ちを隠しきれなくなり始めた。同世代の少女としては背が高く、166センチ。圭介曰く、着痩せするタイプのようで出る所は出ているらしい。長い黒髪をポニーテールにし、銀縁眼鏡がトレードマーク。知的美人の印象通り、学年きっての才女であり元生徒会長。男女共に人気のある圭介の幼馴染をしていたので、性別関係なく色んな目で見られる事が多く、有害な物以外意識的に流していたお陰で、敵愾心等に関してはそれなりに気付くのが早いが、好意的な視線に関しては悉く気付かない恋愛初心者である。文化祭の一件で記憶喪失になった。

山口圭介
と同年同日に生まれた少年。家のお隣に住み、とは仲が良い幼馴染だが、他人からそれを指摘されるとムキになるお年頃。同級生にからかわれてと距離を置いた時期もあったが、物足りなさを覚えて小学校高学年に上がった頃にまた一緒に居るようになった。がいつも一緒に居る事が当たり前の日常に慣れ親しみ過ぎたお陰で、幼馴染という関係がどれだけに曖昧で壊れやすいものか理解していなかったが、中学3年生になり、様々な行事を通じてと接近する機会があり、改めて関係を再認識する事となった。思春期故になかなか素直になれない事も多かったが、同級生のの助言もあって、自分の恋心に気付き、と新しい関係を作ろうとしたのだが、文化祭の一件でが記憶を失い、告白する機会を逃した。

★親友達★


圭介達と同じクラスの同級生。身長は170センチに届かないものの、圭介にライバル視されるだけの実力を持つ少年。サッカー部部長で弱小サッカー部を強豪揃いの静岡で県大会3位に導いた。その結果が関係者の目に留まり、東海選抜合宿に招待され、合格する。DFのライン統率は同世代でも目を瞠るものがあり、個としても強いがリーダーとしての能力の高い。圭介の良き相談相手であり、アドバイスする時もあれば時に警告を落とす事もある。遠距離恋愛中で恋人が居るらしく、本人曰く、癖の強い自分に付き合えるくらい癖のある人間らしい。武蔵森サッカー部の一軍に所属する中西とは親戚同士で、かなり仲は良いようだ。何だかんだ言ってもお人好しな性格のようで、つい世話を焼いてしまうらしい。試験ではといつも首位争いをしていて、周囲からの印象は完璧超人である。


圭介達と同じクラスの同級生。去年も同じクラスで、とは親友と呼んで差し支えの無い少女。水泳部所属で明るさだけが取り柄だと公言し、性格は裏表の無いサバサバとした物言い。プールの塩素で抜けた茶色い髪をオレンジのゴムでいつも結んでいる。自分には無い落ち着いた雰囲気を持つ鈴木に恋をして、告白して付き合う事になった。どう見ても想い合っている山口達に付き合って欲しく、2人の仲を応援している。親友のピンチとなれば盾になるくらいの気概を持ち、文化祭の一件では終始を心配し、彼女を守ろうと尽力した。

★クラスメート★

鈴木謙吾(すずき けんご)
圭介達と同じクラスの同級生。剣道部所属で朝練の為にクラスに1番早く来ている。母親の強烈な印象のお陰で女子は余り得意では無かったが、クラスの中では好感が持てるタイプのに告白され、その時のおどおどとしながらも一生懸命な態度が好きになり、付き合う事にした。を影ながら支えようと考えているので、巻き込まれない限りは傍観者の立場が多い。外見や態度から硬派で無口な印象を受けがちだが、実は結構多弁な少年。言わなければ気持ちは伝わらないが信条。

高柳智春(たかやなぎ ともはる)
圭介達と同じクラスの同級生。自他共に認める女の子好きな少年。バスケ部所属だが、部活に関して言えば、普段の態度と打って変わって真剣に打ち込んでいるらしい。可愛いと評判の女の子を落とすのが趣味で、そこに恋愛感情はほぼ皆無だったが、に関してだけ言えば別だったようで、圭介しか見ないに腹を立てて無理矢理迫ったものの拒否される。その事が切欠で自らを見つめ直し、今までの態度が嘘のように消えた。誠実そうに見えると周囲から好評なのは、男として変わろうとした時に見本としたのがだったからである。

千葉香苗(ちば かなえ)
圭介達と同じクラスの同級生。吹奏楽部所属、パートはフルート。学校内で可愛いと評判の少女で、元々好意を抱いていた圭介に文化祭の時に告白する。その後、振られ、失意状態の時にの姿を見つけ、嫉妬に駆られて事件を起こしてしまう。その後、気分が落ち着き、に諭されてとんでもない事をしてしまった事に気付く。自分がした行為の重さに怯え、潰されそうになっている。

時田桜子(ときた さくらこ)
圭介達と同じクラスの同級生。通称、七三とクラスを纏めており、主に羽目を外す方の担当。七三自体が真面目過ぎるからこその賑やかにやっているだけであり、本来は細かい気配りの出来る少女である。千葉とは小学校の時の同級生で、文化祭の一件では孤立する彼女の味方になった。

小早川美鈴(こばやかわ みすず)
圭介達と同じクラスの同級生。陸上部所属、種目は中距離。体育祭でリレー選手に選ばれたが、途中で転んでしまった少女。小柄で可愛い顔立ちをしているので、クラスの可愛い子投票の上位3名に選ばれた。リレーの時に挽回してくれた圭介と励ましてくれたに好意を持つものの、圭介のお姫様抱っこの光景との恋人発言に自覚する間もなく失恋した。最近、サッカー部の男子が彼女にアプローチしているらしい。

田中学(たなか まなぶ)
圭介達と同じクラスの同級生。髪型のせいで通称、七三と呼ばれる生真面目な少年。クラス委員をしており、古風な考えをしているが決して他人の意見を跳ね除ける事は無いので狭量ではない。母親のセンスも古風なのか、レース付き白エプロンを着けて恥ずかしそうに調理実習をしていた。

★家族★

湊(みなと)
家の大黒柱であり、の父親。身長は高く、180センチを超えている。職業は医者であり、専門は外科。母親が入院している時に知り合い、その後、結婚した。愛娘の無茶を顔には出さないが内心ハラハラしながら見守っている。念願だった息子とのキャッチボールはお隣の子で済ませており、圭介が将来の義理の息子になる事を願っている。

由梨子(ゆりこ)
の母親。昔から体が弱かったせいか、発育が余り良くなかったせいで、体付きが細い。を生んだ時にもう子供は出来ないと医者に告知されており、がやりたい事を積極的にやらせてくれた人でもある。外見、20代半ばにしか見えず、とも姉妹にしか見えない。早くお祖母ちゃんになりたいようで、圭介達の仲を積極的に応援という名のちょっかいを出している。

山口圭一郎(やまぐち けいいちろう)
圭介の父親。有限会社山口果樹園の社長。書類業務はまったく苦手なのだが、みかんを始めとする果物類を作る腕前はかなりのもの。最近、ブランドフルーツを1つ作り上げ、売り上げを更に伸ばした。酒が入るととにかく圭介をからかう困った人。下ネタが入った瞬間、奥さんから鉄拳制裁を食らう。

山口利恵(やまぐち としえ)
圭介の母親。有限会社山口果樹園の専務。嫁入りしたは良いが、あまりの作業効率の悪さに切れて徹底的に無駄を省き、会社設立まで持って行った凄腕の事務方。商品あっての会社だと自覚しているので、夫には彼にしか出来ない商品管理を任せ、自分は事務作業に徹底している。の事を自分の娘のように扱っており、おそらく息子が他の女を連れて来ても決して気に入らないだろうという事を自覚している。その為、是非息子には頑張って欲しいと願っている。


★その他★

三上亮
の母方の従弟。同じ年という事もあってとは仲も良く、おそらく2人が常に一緒に居れば付き合って居ただろうと安易に予測出来る程。それ故に三上からすると何故圭介達が未だに付き合っていないか不思議で仕方ないらしい。夏の東京選抜合宿で選考落ちして気落ちしていたが、と本音で語り合う事で本来の力を取り戻した。

中西秀二
の親戚。文化祭にが招待したらしく、終わった後、一緒に帰ろうと校門の前で待っていたが一向に来ないので様子を見に行く途中で突き落とされたと遭遇した。圭介をの彼氏君と呼び、痛々しい表情のに帽子をあげた。